八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

燃料価格変動調整金 1月から安栄観光が撤廃

燃料急落で6カ月ぶり
観光フェリー、ドリームも追随へ
 去る7月1日から定期航路の運賃に燃料費上昇分を上乗せする「燃料油価格変動調整金制度」を導入している(有)安栄観光(森田安高社長)は10日、来年1月10日から同調整金を撤廃することを発表した。昨今の燃料価格の急落を受け、今後、設定していた燃料の基準単価を下回ることが予想されることから同調整金の撤廃に踏み切る。同じように同制度を導入している八重山観光フェリー(池間義則社長)、石垣島ドリーム観光(丸尾剛社長)も年明け後の撤廃を予定している。同調整金の撤廃で、各島の運賃は元に戻る。  同制度は、燃料油価格高騰の程度に応じて料金(調整金)を設定し、燃料費上昇分を利用者に負担してもらうシステム。  同社では、原油高騰に伴い燃料のA重油の価格が、97年の定期航路許可時と比べ3―4倍に上昇し、経費に占める燃料の割合も2倍に増えたことなどを受け「運航の効率化などでコスト上昇分を吸収する努力をしてきたが、自助努力では対応できない」(森田社長)として同制度を導入。去る7月1日から、既存運賃に平均15%前後の調整金を加算している。  同社によると、一時、1キロリットル当たりの10万円を超えていたA重油価格が、8月をピークに下降線をたどり、現在は基準価格に近い価格まで低下。今後も価格低下が見込めることから、来年1月10日からの同調整金撤廃を決め、10日から同調整金撤廃通知を店頭に張り、利用者に通知した。  ただ、撤廃後、燃油価格が高騰し基準価格を上回った場合は、再度、同調整金を導入する場合がある、としている。  同社の森田社長は「燃料価格が基準を下回った場合でも、価格上昇が始まった3、4年前の価格と比べまだ割高。利用客も前年割れが続いていて経営的に苦しい。調整金撤廃後、以前の価格に戻らない場合は、運賃引き上げも検討せざるを得ない」と話した。
  • タグ: 原油高騰燃料サーチャージ
  • ページ移動

    キーワード検索フォーム