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「気候変化への適応策を」 気候講演会

温暖化で気象、農業の専門家
石垣島は全国上回る気温上昇
 石垣島と地球の未来を考えようという気候講演会(主催・八重山支庁、石垣市、石垣島地方気象台)が4日、八重山支庁で開催された。気象と農業の専門家が「地球温暖化は止まらない。気候変化への適応策(影響の回避)が必要」と指摘、大型台風や冬場の気温上昇への対策が必要だと強調した。  「地球温暖化に関する気象庁の最近の取り組み」をテーマに諸岡浩子氏(気象庁地球環境・海洋部気候情報課調査官)、「石垣島の農業を地球温暖化から守るポイント」と題して小沢聖氏(国際農林水産業研究センター熱帯・島嶼研究拠点)が講演した。  諸岡氏は、地球温暖化により日本の年平均気温が100年当たり1.1度の割合で上昇、石垣島では1.2度の割合で上昇したデータを紹介。将来予測(2081―2100年)でも全国で2―3度上昇し、年間降水量もほとんどの地域で増加、台風も強度が増大する可能性を指摘した。  小沢氏は、石垣島の冬場(11―2月)の気温が過去30年間(1978―2007年)で年0.04以上の速度で上昇していることに触れ、▽サトウキビの糖度低下▽マンゴーの花芽分化抑制▽トマトの着果不良・糖度低下▽二期作水稲の収量・品質の低下―への対策の必要性を強調、対策研究の考え方を示した。大型台風対策も温暖化対策の1つに挙げ、宮古島の鉄骨ハウスの事例を紹介した。  諸岡氏は「このままのペースで温室効果ガスを排出し続けると、これまでにない気候変化が予測される。私たちが生活を変えることで未来が変わる」と話し、気象庁として観測・監視・予測を強化し、地球温暖化対策に貢献したいとの考えを示した。
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