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与那国―花蓮チャーター船運航延期 

台湾側船会社が来年1月に申し入れ
予定変更に住民も戸惑い
 与那国町が政府の「地方の元気再生事業」によって来月12日と14日に実施予定だった与那国花蓮間のチャーター船の運航が来年1月に延期されることになった。チャーター船の運航会社が25日、「試験運航をさらに続ける必要がある」として、来年1月9日と同11日に延期する案を町側に提示したもの。冬期は海上のコンディションが悪く、欠航のリスクが高い。町は「次の延期はない。飛行機に切り替えるしかない」(国境交流特命事務局)と述べ、来年1月にチャーター船が運航できなければ、飛行機でチャーター便を運航する見通し。  町はすでにチャーター船利用の仮受け付けを行っており、町は26日、防災無線で町全体に延期を告知した。  申し込みを済ませた町民56人のなかには「突然の変更はおかしい」(女性)という憤りの声も出ており、町側には丁寧な説明が求められそうだ。  島外からは53人が申し込んでおり、町は26日、電話で延期を伝えた。花蓮側で行っている与那国行きの仮受け付けには約250人が申し込んでいるという。  来年1月9―12日は日本の連休に当たり、チャーター船で台湾から来島する観光客の滞在期間と重なる。客室の確保が課題になる可能性もある。  同事業で行うチャーター便の運航は、与那国花蓮間のチャーター便を定期化するのに必要な条件を探る社会実験と位置付けられている。町は、同事業の期限となる来年3月までに空海いずれかで必ず花蓮との間でチャーター便を運航する方針。  船のチャーター便が実現すれば、貨物輸送などにも可能性が広がるため、町は同事業では船の活用を重視し、花蓮市役所や財団法人沖縄県産業振興公社台北事務所とともに台湾で交渉を行い、外国航路を運航する船舶の安全設備などについて定めたソーラス条約に合致した船舶の確保に当たっていた。  その結果、町は今月6日までに、台湾の船舶会社、華達国際海運(本社台北)との間で与那国花蓮間のチャーター船を来月運航することで合意していた。  町によると、同社ではその後、役員や出資者に変動があり、25日には花蓮市の関係者と面談し、運航延期の方針を示した。  町によると、同社は台湾の台中を拠点に澎湖島や金門島などとの間で船舶を運航。花蓮与那国間で運航を予定している貨客船(2400トン)は今年10月に進水し、今月から試験運航を行っていた。同社は今回、この試験運航を「さらに続ける必要がある」との理由で運航を延期した。
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