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植樹で二酸化炭素を吸収 プロジェクトツアー客ら35人参加

フクギ苗や播種も
 観光客が航空機やバスなどで移動するときに排出する二酸化炭素を植林などを通して吸収してもらう県内初の「カーボンオフセットツアー」が8日、島内で行われ、関西を中心に35人が参加した。ツアー客は島内で自然観察をしたあとフクギを植樹した。「仕事で来ることになったが、二酸化炭素をオフにしようという思いがツアーと一致した」「土に触れるのは新鮮だった」などと上々の反応だった。  ツアーは、石垣市商工会が地域内経済循環システムと持続可能な観光産業の構築持続可能な観光メニューの検討を目的に立ち上げた「いしがきブランディングプロジェクト推進委員会」(島田勝也委員長)の企画。経済産業省の環境負荷低減国民運動支援ビジネス推進事業に県内で唯一採択された。  今回のカーボンオフセットは、那覇-石垣間と島内の移動で排出する1人当たりの二酸化炭素約110キログラムを、1本当たり年間12キログラムを吸収するフクギ10本で相殺する試み。  同日午後1時すぎに到着したツアー客は、名蔵アンパル、ネバル御獄の森など自然観察を行いながら、底原ダム近くの畑で防風林となるようフクギの苗と種を植えた。推進委員会で維持管理を行い、成長の様子をホームページなどで報告することになる。  仕事で来島することになっていたというIT関連企業を経営する今井寿人さん(38)は家族3人で参加。「意外と大変だった」と苦笑したが、「環境に対する意識づけになるのではないか。都会ではこんなことはできない。全国に広がっていければ」と期待。  上海から帰国する際にツアーに誘われたという梅田豊さん(46)は「上海でも土に触る機会はない。森に入ったときに土を感じる新鮮さがあった。解説もわかりやすかった。家族連れや企業研修などに良いのではないか」と話した。  今回のツアー費9000円は、植樹にかかる経費のほか、わくわくスタンプ会で使える500円分の「エコポイント券」も含む。加盟店で使用するか、寄付するかのいずれかを選択できる仕組みとなっており、寄付の場合は自然環境保護活動に充てられる。  推進委は12月と来年2月にも同様のツアーを予定しており、より質の高い内容を目指す。島田委員長は「大手旅行店でのプレゼンテーションの予定もあり、最終的には商品化までもっていきたい」と話している。

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