11月
8日
2008

へき地校の良さ生かした授業を 九州地区教研大会閉幕

Category: 地域・教育



7校で分科会討議も

 第54回九州地区へき地教育研究大会沖縄大会(県教委など主催)は2日目の7日、石垣市内と竹富町内の合わせて7校で学校別分科会を行って閉会した。

 指導助言では「へき地の劣性を良さにして実践するということは従来言われてきた。児童生徒一人ひとりの実態を押さえた、きめ細かい授業ができる」との指摘があった。
 このうち、小中併置校の特性を生かした道徳教育がテーマとなった川平校では、小学5、6年と中学2年の児童生徒合わせて22人が一緒に討論する道徳の授業を行った。
 貧しい夫が病身の妻のために薬を盗む話がテーマ。夫の盗みについて賛否を発表し合ったところ、小学生の男子児童は、盗みに賛成する意見に「妻は病気が治っても、盗みを知って苦しむのではないか」と質問。女子生徒は「警察につかまる苦しみより、妻が病気で苦しむほうがつらいと思った」と答えた。
 教諭は、小中から一人ずつが教壇に立ち、こうしたやりとりを「立場によって考え方が違う」などと整理していった。
 研究発表では、この授業について「子どもたちの間に発達段階の違いがある。苦労はなかったか」と質問があり、川平校側は「中学の教諭は、小学5年でどこまで言葉が理解できるか分からず、発問に苦労した」と述べる一方、「小学生から先輩と見られることにより、中学生に自信が付いた」との効果も説明した。
 また、小学校の教諭が中学生を相手に、中学校の教諭が小学生を対象に授業する取り組みについては「教師の能力の向上にもなる」と意見があった。
 分科会は、北部4校の伊野田、野底、平久保、明石の4小が伊野田小で行ったほか、竹富校、伊原間中、川原小、名蔵校、宮良小でも行われた。

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