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とぅもーるネットセンター石垣、管理運営で揺らぐ

映像もオープン時から変わらず
小手先の対応で改善見込めず?
 石垣市が5億円余の補助事業を導入して整備した八重山観光情報発信施設「とぅもーるネットセンター石垣」(石垣港離島ターミナル内)は、管理運営をめぐって揺れている。これまで市から指定を受け管理運営をしてきた石垣市経済振興公社が2007年度決算で654万円の赤字を計上、今後も改善の見込みはないとして指定管理者の返還を申し出ているからだ。センターはどうなっているのか。一利用者として訪ねてみた。(比嘉盛友記者)  5日夕、ターミナル駐車場に車を止め、正面玄関から入った。案内板らしきものはなく、初めて訪れる人にはセンターがどこにあるのかわかりにくい。左手の柱にポスター大の案内図をみつけるが、テナント業者が張ったものだろう。センターは右奥。そこだけ2階があり、1階の奥まったところにカウンターがあるが、人員は配置されてない。  ターミナル内は離島からの戻り客がピークを迎えるころだった。下船した団体客が一列に並んでそのまま出口に直行、待機中のバスに向かっていく。そんな光景を遠目にみながら、センター近くで公社が運営する「とぅもーるショップ」(売店)で入館料300円を支払って館内へ。  パソコン10数台、タッチパネル4台 CG画面4面、縦3メートル横10メートルの巨大スクリーンが完備され、観光情報、電子図鑑、ハイビジョンシアターを楽しめるようになっている。スクリーンには八重山の自然、伝統芸能などの映像が流れていたが、間もなくして消えた。約20分の内容は昨年1月末のオープン時から変わってない。  「特殊なプロジェクターは電球1個で40万円。フルに回転すると年間3、4回は交換しなければならず、客が入ったときに流しています。コンテンツを変えるにもお金がかかる」と事情を打ち明ける公社職員。  3、4回だと120万円から160万円。これだけでは収まらない。市によると、全機器類の設備保守料は、保証期間が過ぎる来年度からは年間定額で1500万円かかるのだという。  館内は記者のほか男性客2人だけ。それ以上は増えず午後6時の閉館を迎えた。利用客が少ないのは、ネット環境の急速な進展が背景にあるといわれている。記者は駐車料金200円を支払って駐車場を後にした。入館料と合わせると500円。はたして、それに見合うだけのものだったのか、と首をかしげながら…。  センターをめぐっては、市が公社に支援する意志を伝えている。金額の問題がポイントになりそうな気配だが、小手先の対応で片付くような問題ではない、との思いを強くするばかりだった。
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