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オオヒキガエル捕獲大作戦

生態系壊す特定外来生物生息域の拡大阻止を
環境省、住民に協力呼びかけ
 10分間で10匹ほどのオオヒキガエルを捕獲。「これでも少なくなったんですよ」―。約50人が参加して始まった「石垣島オオヒキガエル捕獲大作戦」の初日の18日夜、環境省が同作戦に関する事業を委託している株式会社沖縄環境経済研究所のスタッフに同行し、オオヒキガエルを捕獲する様子を取材した。生息域の拡大が懸念されるシロアゴガエルも見つかり、外来種の広がりを実感した。(松田良孝記者)  午後11時すぎ。バンナ岳北側の大嵩第1と呼ばれる沈砂地にライトを向けると、水中でじっとしているオオヒキガエルが、あっちにもこっちにも。スタッフは水際に近付き、1匹捕まえると自分の手指のまたにカエルの脚をぶら下げ、すぐに次のオオヒキガエルに手を伸ばす。  大嵩第1では、これまでに複数回捕獲を行っており、1回に100匹をつかまえたことも。10分で10匹という捕獲数はそれだけで十分多いと感じられたが、これでも少なくなったのだという。  この日の捕獲では、午後11時15分ごろから約30分間、大嵩第1と同第2の2カ所を回った。  スタッフは時折、口から「ギー、グイッ」という音を出す。シロアゴガエルのオスの鳴き真似だ。仲間のシロアゴガエルだと勘違いした本物のシロアゴガエルが鳴き返した。1匹発見。「これが本当のターゲットだぞ」と声が飛ぶ。  シロアゴガエルはオオヒキガエルと同様に特定外来生物に指定されており、2007年夏に石垣島で初確認。オオヒキガエルより発見が難しく、発見から3年ほどで島内全域に広がるのではないかという懸念もある。  両種ともに、生息域の拡大阻止や個体数の低減が課題だ。西表島での繁殖が始まった場合、特異な生態系を大きく変化させるおそれも指摘されている。環境省では「住んでいる人の協力が必要」と地域住民に協力を呼び掛ける。
  • タグ: オオヒキガエルシロアゴガエル外来種
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