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子牛の上場体重の徹底を 肉用牛生産振興協議会

5億円の緊急支援策も
 【黒島】セリ価格が下落している郡内の家畜セリ市場の再建に向け、種雄牛の絞り込みや高齢母牛の更新などに取り組んでいる八重山地区肉用牛生産振興協議会(宮良操会長)は7日午後、黒島家畜市場で「家畜市場関連事業説明会」を開き、同協議会で取り決めた子牛の上場体重など10項目やJA独自の総額5億円の緊急農家経営支援対策について説明した。説明会は地区単位で初めての開催。今月中に竹富町の各島、与那国町、石垣市の3地区など9地区でも実施する。  同協議会では、先の九州地区での購買者へのお礼や新規開拓時の購買者の意見やアンケートなどを基に、ワーキングチームで購買者ニーズに沿った市場再建対策を検討。先月29日の協議会で確認した。  確認したのは▽粗飼料多給とした飼養管理マニュアルの作成検討▽子牛の出荷は日齢300日以内、体重230キロ-310キロを徹底。原則200キロ以下は上場しない▽種雄牛の絞り込み(43頭)▽高齢母牛の10産までの早期更新▽セリ名簿への育種価の掲示検討―などの10項目。  JAの総額5億円の支援対策としては▽最大12.6%の肥料の値下げ▽配合飼料の一律1トン当たり5500円の値下げ▽肉用牛繁殖牛貸付事業で導入する繁殖雌牛に対し1頭当たり5万円支援▽最大200万円の融資(金利1%)など。  この日の説明会では、JAがこれらの内容を説明した。  宮良会長が、購買者から全体的に肥満牛が増えている点や「黒島は上場牛が少ない上にその30%しか魅力がない」と厳しい指摘があることを示し「購買者のニーズに合った牛を作らないと八重山も黒島も袖にされてしまう」と農家の危機感をあおった。  また、「肉用牛の産地として地域全体の能力が問われている。畜産農家、牛が変わらなければこれから産地形成が出来ない」と述べ、農家1人ひとりの自覚を促した。  参加した農家からは「利子1%でも農家は厳しい。無利子にできないか」と、県や町に利子補給が要望されたほか、JAに専門指導員の配置や県外からの繁殖雌牛のまとめた導入、セリ市場外部への電光掲示板の設置、などが要望された。
  • タグ: 畜産黒島
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