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小浜港ターミナルにAED 自販機売り上げで費用まかなう

 【小浜】自動的に電気ショックを行うAED(自動体外除細動器)1台が3日、郡内の港湾や漁港のターミナルとしては初めて小浜港湾ターミナルに設置された。自動販売機の売り上げによって設置費用を賄う、飲料メーカーや医療機器メーカーの取り組みを導入したもので、地元側の費用負担はゼロ。竹富町では「企業の社会貢献によって、救える命を確実に救えるようになることはありがたい」(総務課)と話す。  郡内にあるAEDの設置場所は石垣市内69カ所、竹富町内23カ所、与那国町内1カ所の合わせて93カ所。このうち、不特定多数の住民や観光客が利用する交通機関の関連施設は、入居する事業所1カ所が設置している離島桟橋と石垣空港だけ。  小浜診療所の山田航希医師は、竹富町内の島々の出入り口となっている港湾ターミナルにAEDが未設置となっていることに着目し、「使用頻度が高い公共施設などにAEDが効率的に設置されているとは言いがたい」とAED設置の方法を模索した。  その結果、細崎さわやか生活改善グループ(大城由美代表)の売店「くば屋ぁ」が同ターミナルに設置している飲み物の自動販売機の売り上げなどが、メーカー提供による設置の仕組みに合致することが分かり、導入に向けて取り組んだ。  同ターミナルのAEDは出入り口の壁に設置し、「くば屋ぁ」のスタッフが管理。スタッフの1人、仲嶺裕子さん(39)は「常に確実に対応できるようにしていきたい」と話す。  同診療所では近く、「くば屋ぁ」のスタッフや同ターミナルで接客している船会社やバス会社の職員を対象にAEDの取り扱いに関する講習会を開き、緊急時に備える考え。  山田医師は「小浜だけでなく、竹富島など観光客が特に多い島の港には絶対にAEDが必要。費用をメーカー側が負担することによってAEDを設置できることを知ってほしい」と呼び掛けた。

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