八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

7割が“養育放棄”

石垣市児童虐待相談、07年は22件
地域で見守りと早期発見を
 子どもを被害者とする児童虐待が全国で多発しており、沖縄県内でも2007年度に処理した児童虐待相談件数が過去最多の1091件に上った。八重山でも子どもに無関心な親が増えており、子どもの世話をしないなど養育放棄の「ネグレクト」が全体の7割以上を占めている。子どもたちを守るためには親が変わる必要があるが、地域で虐待の兆候やシグナルを見逃さないようにすることも重要。(高良新輝記者)  石垣市家庭児童相談室に寄せられる虐待に関する相談状況では、2005年度に17件、06年度21件、07年度22件となっており、近年では移住者の親が地域になじめず、子どもに対し暴力でストレスを発散する事案も出ている。  種別では、親が子どもの世話をしないネグレクトが最も多く、次いでしつけと称した「身体的虐待」、「産むんじゃなかった」など暴言を浴びせたり、子どもの前で家庭内暴力を見せるなどの「心理的虐待」となっている。特にネグレクトは成長期の子どもにとって身体的、精神的ダメージが大きいので早期解決が重要となっている。  虐待の背景には家庭の経済的な問題で子どもが放任され、警察などの公的機関からの通報で発覚するケースも少なくない。  最近では虐待への認識も高まっており、子どもの泣き声で通報があるなど敏感になっている。このように地域が虐待の危機を察知し、通報することで子どもたちの安全を守ることにつながるケースもある。  市保健福祉部児童家庭課の黒島玲子課長は「子どもたちを守るためにも、関係機関や地域が連携して継続的に見守り、早期発見・対応しいていくことが重要」「そのためにも、児童相談や育児相談を活用してもらい、虐待の未然防止につなげていきたい」と話す。  児童虐待に対しては迅速かつ適切な対応が必要となっており、医療機関や法的機関との連携、育児相談や子育て支援などのサポート強化が必要となってくる。
  • タグ: 虐待
  • ページ移動

    キーワード検索フォーム