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県立図書館八重山分館廃止問題に大きな関心 開館20年の「やまねこ文庫」

県教委の“先送りも警戒緩めず
 【西表】地域の母親たちが読書活動を行っている「やまねこ文庫」(竹盛由紀子代表)は来年、開館20年の節目を迎える。運営する母親たちが今一番関心を寄せるのが県立図書館八重山分館問題。6月定例県議会で県教委が「9月の県教委で決定することはない」との考えを示したことに対して、「よかった」と喜びつつ、「先送りかなという感じがする」と警戒を緩めていない。  同文庫は1990年、県が保有する大富地区の旧保健婦駐在施設を借りて活動を開始し、現在の蔵書は約3000冊。5―6人の母親たちが運営に携わっている。開館時間は毎週土曜日午後2―5時で、西表東部地区に住む小学生以下の子どもたちが毎回10人前後集まる。  最近では、子どもたちを同文庫に連れてきた母親たちが情報交換する場にもなっており、その機能は多様になった。  蔵書は当初、住民が持ち寄った200冊程度だったため、県立図書館がまとまった冊数の資料を「館外協力図書」として貸し出すサービスを92年から利用してきた。  最近は同サービスは利用していないが、同文庫メンバーの母親が石垣へ出た際に同分館で大型絵本などを借り、古見小で週1回、大原小で月1回行っている読み聞かせのボランティアに生かしている。  同文庫が、同分館と最も緊密に協力し合うのは大原中学校で年1回開く移動図書館。竹盛代表は「文庫にあるのと同じ本でも、移動図書館で展示されると手に取ってくれる人が増える」と話す。県立図書館による“出前”の効果を説明する。  ただ、「移動図書館を維持すれば問題ない」という考え方は疑問だ。竹盛代表は「石垣市立図書館があるからいいということではない。図書館がなくなること自体が大変なことだと気付いてほしい」と訴える。
  • タグ: 図書館西表島
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