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数年前、黒島で天然記念物・セマルハコガメ…

 数年前、黒島で天然記念物・セマルハコガメ生息の記事があった。その後、住民の1人から「復帰前に、西表からカメを持ち帰ったことがある」と連絡を受けた。やはり移入されたセマルハコガメが繁殖したものらしい▼興味深いのは、保護されたカメは、ほとんど捕獲地に戻せないということだ。遺伝子の異なるカメを戻すと、逆に影響が懸念されるという。移入ルートは判明しても、その個体が実際に持ち込まれたものか、繁殖したものかの識別は困難らしい▼同じ国指定天然記念物のカンムリワシが、ケガをして保護されるケースは多々ある。その場合、手当てで回復すれば放鳥され、すみかに戻る。だが、簡単に戻せない小動物もあり、注意しなければならない▼以前ネットで、タイワンセマルハコガメの通信販売を見たことがある。台湾では規制対象外らしいが、素人には八重山のセマルハコガメと見分けがつかない▼市内では古くからチョウを中心に小動物捕獲が問題視され、先には天然記念物のチョウ2頭を採集した観光客が八重山署に検挙された▼それを契機に市教委が空港関係機関へチェック強化を要請、監視を強化するなど、保護対策に乗り出しているが、最大のポイントは住民への啓発だろう。それを徹底してほしい。(黒島安隆)

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