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巡視船と接触、沈没 遊漁船乗客ら台湾へ

石垣海上保安部、船長・乗組員から聴取
 10日午前3時23分、尖閣諸島・魚釣島の南約10キロの日本領海内で、第10管区鹿児島海上保安部の巡視船「こしき」(966トン・乗組員32人)と台湾船籍の遊漁船「聯合號(レンゴウゴウ)」(16人乗り)が接触、漁船が沈没した。第11管区海上保安部は巡視船や航空機を現場に派遣、全員を救助した。船長と乗組員を除く13人の船客は、石垣海上保安部での事情聴取のあと、巡視艇「なつづき」で近海に待機していた台湾巡視船へ引き渡された。  接触事故で何鴻義(フー・ホンイー)船長と乗客の洪端仁(ホン・ルイレン)さんがけがをしたが、いずれも軽傷。  船長と乗組員2人はさらに同部で事情聴取を行い、乗組員は早ければ11日にも那覇経由の航空機で帰国する。  海上保安部によるとこしきは同海上で領海警備中、午前2時すぎに領海内で航行する船影を確認。接近確認しようとしたところ、漁船がジグザグ航行を開始。船名を確認中、漁船が急に右側に方向転換したため、巡視船左舷船首部と接触した。  遊漁船はその約1時間15分後に沈没、船客らは救命いかだに乗り移って救助された。全員が台湾人男性で、釣りが目的だったという。  船客らは、石垣海上保安部で事情聴取を受けたあと、同日夕、巡視艇で石垣島北方の領海外へ向かい、待機していた台湾巡視船に乗り移った。  この事故で台北駐日経済文化代表事務所那覇支所の李明宗(リー・メイソー)所長は「全員を早期に帰らせるよう話を進めており、海上保安部も協力的。乗組員の話だと、釣りに向かう途中だったようだ」と説明。また琉球華僑総会八重山分会の王滝志隆会長は「全員元気だった。船員らは接触直後、仮眠をとっていた者もおり、命の危険を感じたと話していた。無事で良かった」と話していた。
  • タグ: 台湾尖閣諸島海上保安庁
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