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仲間川のマングローブが減少 林野庁西表センター

2カ年で15.8%も
環境変化に台風が追い打ち?
 マングローブの倒木被害調査を行うため、林野庁西表森林環境保全ふれあいセンターが仲間川流域に設けた試験地800平方メートルで、2007年12月までの2年間にマングローブの本数が15.8%(92本)減少していたことが分かった。同センターでは、06年と07年に襲来した大型台風の影響などに注目しており、今後も調査を続ける。専門家からは「すでに何らかの影響を受けていたところに台風が来て木が倒れたということもありうる」として、西表島のマングローブの生息環境全体に目を向ける必要性を指摘する意見も出ている。  試験地は05年12月、仲間橋から2.5キロ上流に位置する仲間川の右岸側に設けた。調査では、マングローブ1本ごとの位置や、樹高、人の胸の高さほどの位置の直径(胸高直径)を年1回測定している。  その結果、試験地設置時に582本だったマングローブは1年後の06年12月には54本(9.3%)減って528本、07年12月にはさらに前年より38本(7.2%)少ない490本にまで落ち込んだ。  試験地設置から前年12月の調査までに、八重山地方は06年9月に台風13号、07年9月に同12号、同年10月に同15号と、大型台風の襲来が相次いでいる。  九州大学農学部付属演習林の榎木勉准教授(森林生態学)は「本数の変化だけでマングローブの状況について判断することはできない」と述べたうえで、「台風が2次的な影響になっているかもしれない。すでに何らかの影響を受けていたところに台風が来て木が倒れたということもありうる」と指摘している。  同センターは「マングローブの盛衰と外部環境との関係を明らかにするため、引き続きモニタリングを実施する必要がある」としている。
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