八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

かつて八重山は大津波に襲われ、数多く…

 かつて八重山は大津波に襲われ、数多くの死者を出した。これが明和大津波と呼ばれる自然災害であることは、地元の人ならほとんどが知っているに違いない▼1771年(乾隆36年)の旧暦3月10日、地震による大津波は両先島に人的・物的に大きな被害をもたらした。死者・行方不明者だけでも八重山で9300人余、宮古でも2500人余にのぼった。そのほかにも家屋流失、村の全半壊が出るなど、壊滅的な被害を被った▼しかし、地震や津波による被害はこの時だけではない。先には1625年に当時の桴海村が津波で流出。後の1958年3月の地震では石垣島で幼児が石の下敷きになり、1966年3月の地震では与那国島の壮年男女2人が倒壊した家屋の下敷きになって、それぞれ亡くなった▼耐震建築の建物が増えたとはいえ、地震や津波はやはり怖い。行政の防災態勢や啓蒙活動は万全であろうか▼先日、数名の友人に地震や津波が発生した際の緊急避難先を聞いてみた。だがその場所がどこにあるのか、具体的に知る者はなかった。おそらく、普段からそんなことを考えている人は少ないというのが実情だろう▼明和大津波は、新暦の上ではきょう4月24日にあたる。犠牲者の霊を悼むと共に、地震や津波に対する防災意識もまた高めたい。(砂川哲雄)

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム