八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

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カテゴリー「不連続線」の検索結果は以下のとおりです。

入学式シーズンである。郡内各地では…

 入学式シーズンである。郡内各地では小学校の新1年生から中学、高校生まで新しい学習環境や新たな友との出会い、希望に胸ふくらませ校門をくぐる。親御さんにもさまざまな思いが胸よぎるに違いない。おめでとうございます▼はるか昭和。中学校、高校への新入学を自分で準備したものがある。学生帽である。あの頃は各校ごとに徽章(きしょう)があって、字大川、沖映館西の商店で販売していた。徽章は自分の所属を表すもの。白...
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招待客数を誇ったかつての島の祝宴の類が…

 招待客数を誇ったかつての島の祝宴の類がコロナ禍のあと縮小気味に。会社勤めの頃は散髪に行くと「明日はどこのお祝いなの、どんなつきあいなの」とよく聞かれた。窮していると「どうせ頭数でしょう」と皮肉られた▼近年、開催の減った個人の85歳生年祝いでは、子どもたちがそれぞれの友人知人を招いて地域の知名士の品評会の様相を呈したほど▼過日、そういえば最近ことに70歳を過ぎたらお祝い事とは無縁になったねと話し...
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3日の津波警報発令の際、車で逃げた。…

 3日の津波警報発令の際、車で逃げた。ちょうど出社しようとしたとき。一瞬迷ったが、そのあとの取材のことも考慮してのことだった▼高台にある避難場所の中学校に向かうと、登坂で車両5台ほどが信号待ち。いつもそんなに列をつくることはない。選択を間違ったと悔やんだ▼同中に到着して校舎4階に行き、しばらくして真下の道路をみると長い車列ができていた。「車での避難は危ない。間に合わずに流される。車を乗り捨てて避...
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文科省が進めるGIGAスクール構想で、…

 文科省が進めるGIGAスクール構想で、1人1台のタブレット端末と高速大容量の通信ネットワークが整備され、自治体では子どもたちそれぞれに最適化された創造性を育む教育ICT環境の実現に取り組んでいる▼人口15万人の久喜市では、22年度ごろからタブレット端末の修理費が年間1千万円にもおよんでいるという。徳島県教育委員会が手配した1万5千台のタブレットでは、4千台近くが故障で使えなくなり、授業に支障が...
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3日午前9時前、台湾付近で最大震度6強の…

 3日午前9時前、台湾付近で最大震度6強の大きな地震が発生。八重山地方も与那国町で震度4、石垣市と竹富町西表で震度3を観測した▼この地震を受け、気象庁は午前9時1分に沖縄県内に津波警報を発令。県内の津波の高さは3㍍と予想された。警報発令を受け、石垣市内では大勢の市民や観光客が各地の避難場所やバンナ公園など高台に避難。正午に解除されるまで待機した▼観測された津波は与那国町で30㌢、石垣市で20㌢、...
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3月末はなにかと終わりを迎える時期。…

 3月末はなにかと終わりを迎える時期。那覇市泉崎にある県警本部では「蛍の光」やユーミンの「卒業写真」がオーケストラ演奏され、職務を終えた退職者が送り出された▼同じく新型コロナウイルスも3月末に終わった。感染症法の位置づけが2類から5類に変わって1年たち、自治体からメディアへのプレスリリースがなくなった。制度的なコロナ禍に幕を下ろした▼なにかが終わったと思えば始まりの季節、4月になった。新年度は組...
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「マ~マがいい~」。子らの子育て支援で…

 「マ~マがいい~」。子らの子育て支援で最もきつい思いをしたのは、熱のある孫を半日抱いてあやしたことである。「じーじがいい~」などと言おうものならよけいに大泣きされ、腰が痛くなる▼国の少子化対策財源確保「子ども・子育て支援金」の月平均徴収額が公表された。国民1人あたり月500円前後との従来の説明より高額となり、公務員共済組合などで950円、国保世帯で600円。児童手当拡充や育児休業給付などに充て...
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与那国町久部良の海人、故・玉城正二(せいじ)さんの…

 与那国町久部良の海人、故・玉城正二(せいじ)さんの人生をまとめた「玉城正二、亡妻千代が家族に伝えたい82年の物語」をいただいた。著者である三女の杉本正枝さん(62)も偶然お目にかかり、ちょうだいした▼筆者は15年ほど前、玉城さんにお話をうかがったことがある。戦後間もないころに台湾で作成されたとみられる「琉球漁民団」の名簿に、正二さんの7歳上の兄、正一さんの名前が記載されていたこともあり、島と台...
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都会でも田舎でも少子化は同様で由緒ある…

 都会でも田舎でも少子化は同様で由緒ある学校が将来の入学児が見込めないなどの理由で近隣の学校へ統合、または閉校の憂き目にあっている▼一方で閉校になった都心の学校施設を街おこしの起爆剤にしようと管理を請け負い、店舗に改装、元手はないが多彩な才能、技能を持つ若者に貸して多くの客を呼びこみ、にぎわいを創出している事例もある▼先日の宮古毎日新聞には医療系大学の誘致開学で旧中学校の敷地施設がキャンパスとし...
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琉球大学で日本近代文学を専攻し、卒業後は…

 琉球大学で日本近代文学を専攻し、卒業後は新聞記者になろう―。ところが1970年5月15日の復帰を前にした4年生のとき、やはり沖縄のことを知らなければいけない、と思う自分自身を発見したという▼「琉球文学発想論」の著書がある嘉味田宗栄氏の講義「琉球文学」を受けることに。600㌻余りあるテキストの同書を一気呵成に読んだ。先回りして講義を受けるのは初めてだったという▼それから50年余りがたった今、石垣...
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